CANON EOS 5D 対 OLYMPUS SZ-10 画像比較
家族用にコンパクトデジカメ(OLYMPUS SZ-10)を購入したので、フルサイズ一眼との画質差はどれだけあるか、EOS 5Dと撮り比べてみました。
アスペクト比と画素数が異なるので、全く同じサイズの画像で比較することができませんが、画素数に大きな違いはないので、比較可能と判断しました。(5D:1280万画素 SZ−10:1400万画素)
SZ-10は、マニュアル測光ができないため、プログラムオートで撮影しました。したがって、同じ露出条件での比較にはなっていないですが、とりあえず画質の差をご覧下さい。

EOS 5D SZ-10


【比較画像1】 平面描写(文字)



S速度:1/125 絞り: 7.1 ISO: 200 露出補正: -1/3


S速度:1/160 絞り: 3.7 ISO: 64 露出補正: -1/3

等倍での比較



・文字や線は素直な描写で、素材性がある。
・等高表示のグラデーションがはっきり認識できている。



・文字や線は輪郭強調されていて、修正が不可能。
・等高表示のグラデーションが、ぼやけていて認識しにくい。



【比較画像2】 明暗のある風景


S速度:1/50 絞り: 6.3 ISO: 200 露出補正: -1/3


S速度:1/125 絞り: 3.9 ISO: 125 露出補正: -4/3

等倍での画像比較
 


・葉の解像度が保たれており、明暗や濃淡もしっかりしている。



・全体的に、モヤッとした感じ。
・葉の解像度が極端に低下している。



【比較画像3】 マクロ撮影


S速度:1/160 絞り: 4.5 ISO: 400 露出補正: -2


S速度:1/60 絞り: 3.7 ISO: 200 露出補正: -1/3
・ほとんどのコンパクトデジカメは、マクロ機能が備わっているが、レンズ口径が小さいため、ただ近寄って撮影できるというだけのもの
・一眼レフである5Dは、マクロ専用のレンズ(EF100mmMacro)を装着。あまり近寄らず、絞りも4.5に抑えたが、それでもこれだけ背景がボケている。
・SZ−10の画像も、背景はボケているが、5Dの画像は、ボケ方やボケ味が全く別次元。




【比較画像4】 静物撮影


S速度:1/30 絞り: 9.0 ISO: 200 露出補正: -1/3


S速度:1/125 絞り: 3.6 ISO: 64 露出補正: -1/3

等倍での画像比較
 


・ボディやドアノブがうまく描写できている。
・金属の質感が感じられる。



・ボディやドアノブの描写がぼやけている。
・金属の質感が感じられない。
・窓の奥の背景描写も全く解像感がない。