デジカメ フィルムカメラとの比較
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フィルムカメラは使い捨てカメラからコンパクトカメラ、一眼レフ、業務用の中判カメラと用途により種類が豊富です。また、記録媒体であるフィルムも一般的な35mm、中判カメラ用のブロニーフィルムや最近ではAPSが流行しています。ポジとネガがあり、感度も多種類あります。
一方、デジタルカメラはここ数年の間に一気に普及し始めたもので、現在でも日進月歩に技術革新が続いています。レンズを通った画像の色情報を数値化し、電気信号として保存しています。平成12年現在、普及型フィルムカメラとの画質の差はほとんどなくなり、利便性や保存性なども考えると、近い将来フィルムカメラにとって代わるもの確信しています。(8ミリ映写機がVHSビデオに、そしてVHSが今度はDVDやブルーレィディスクに替わろうとしているように)

   フィルムカメラ デジタルカメラ
受 像 面
フィルム 撮像素子 (CCD、CMOS)
記録媒体 フィルム メモリカード(コンパクトフラッシュ、SDカードなど)
出力処理 現像 不要(カメラ内で処理後、すぐに液晶画面等に表示できる)
出力媒体 DPEプリント さまざま(パソコンディスプレイ、プリンタで印字、DPEなど)


   フィルムカメラ デジタルカメラ
長  所 ● 高級カメラでも比較的安価
● 単位面積の情報量が多く、大きな引き伸ばしにも耐えうる。
● 初期投資は安く済む(特にフィルムは数百円)
● フィルムは旅先のどこでも買える。
● 撮ったその場で確認でき、不要なら削除できる
● 写真(画像データ)が永年劣化しない(万が一のためバックアップもできる。)
● いくらでも画像の複製ができる。
● メモリカードは何度でも再利用できる。
● ISO感度が自由に変えられる
● パソコンがあれば、自由に画像補正ができる。
● 画像の保管に場所をとらない(例えばCD1枚に、300万画素の画像で600枚、800万画素でも250枚程度を保存できる。DVDならその数倍も保管できる。)
● アルバムソフトで指1本で電子アルバムへの追加・並替え・ナレーション作成などが行える。
短  所 ● フィルムは1度撮ったら再利用できない。
● 現像・プリントするまで画像を確認できない。
● フィルムによってISO感度や色合いが決まる。
● 撮った後の露出補正やトリミング等は写真屋にお任せ
● ネガやプリントは経年変化(劣化)する。
● 写真の保管に場所をとる。
● アルバムの編集がやっかい
● 初期投資が高くつく(メモリカード、必要によりパソコン、プリンタ、接続インターフェイス)
● 表現できる色階調幅が狭い。(白とび、黒つぶれが生じやすく、ダークトーン描写のディテールが不足)
● メモリカードはフィルムのように旅先で簡単に買えない。