フォトプリンタ プリント画質比較





染料インク使用のインクジェットプリンタの印刷画質の比較をしてみました。比較した機種は、プロも使用する高価なA3プリンタと、一般家庭用の普通のプリンタ(複合機)。
どこまで画質の差が生じるか、さまざまな用紙(印刷サイズはL版)にプリントして比べてみました。
CANON PIXUS PRO9000


プロ・ハイアマチュア用のA3プリンタ
4,800×2,400dpi、8色インク

2006年冬に発売
Hp PSC2150

複合機(プリンタ+スキャナ+コピー)
4,800×1,200dpi、6色インク
2002年冬に発売


プリント比較に使用した画像

CANON PIXUS PRO9000 Hp PSC2150

純正フォトペーパーでの比較

用紙: CANON純正 プロフェッショナルフォトペーパー

 拡大画像

用紙: Hp純正 プレミアムフォト用紙

 拡大画像

FUJI 画彩 写真仕上げPro での比較

普通紙 での比較

【比較結果】
・ 発色は、PRO9000はオリジナルに近く、PSC2150は、緑色が明るめに印刷された。
・ 解像度はどちらもすばらしく、ほとんど差がないと感じた。
・ 拡大画像を良く見ると、PRO9000は縦縞のようなノイズが発生しており、一方、PSC2150は粒状感が強いと感じた。
・ 他社フォトペーパーでの印字は、PRO9000は同じような発色を見せたが、PSC2150は色乗りが薄く感じられ、純正用紙限定でプリントしなければならないと思った。

【総評】

・ プロ・ハイアマチュア仕様のPRO9000の方が色の再現性が高く、グラデーションもなめらかで、しっかりとした色乗りだったが、価格や製造年の差はそんなに感じられず、意外な結果に少しがっかりしたのが本音である。