大山(キリン峠-剣ヶ峰-振子沢) |
2015.4.23 鳥取県大山(木谷登山口→キリン峠→剣ヶ峰→振子沢→木谷登山口) |
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1か月半の無休の激務が終了し、冬登山ができずにむずむずしていたところ、平日に代休が取れたので、2か月振りに魅惑の大山東壁へと向かった。。 雪の状態が全くわからないため、無理をせずに比較的安全なルートを選択し、振子沢から象ヶ鼻をピストンする予定だったが、いつものごとくルートを誤り、藪コキ状態に・・・・ 気が付けば、槍尾根の西側の誰も踏み入らない筋違いの尾根を進んでおり、引き返すのも面倒なので、そのまま尾根伝いにショートカットしてキリン峠に直登。 その後、険しいキリン峠を進んでいくうちに、感覚が麻痺して恐怖心も薄れ、滑落の危険性が大きい崩落地帯を今にも崩れそうな岩壁にへばりつきながら、三点支持で無心に登り続けた。 キリン峠の鉄塔前に最大の困難地帯があり、それを乗り越え、一気に槍ヶ峰の頂上へ。ここで昼食をとったわけだが、持ってきたバーナーに火を入れる心の余裕が失せており、コンビニで買ったおにぎりと、山専ボトルの湯を注いだ即席みそ汁でエネルギー補給し、そして、禁止区域である天狗ヶ峰から最高峰の剣ヶ峰に向かった。 剣ヶ峰までは細くて脆いナイフリッジの縦走路が続いたが、キリン峠ほどの危険度はなく、ルンルン気分で通過(^^)v 下山は、当初予定していた振子沢へ入った。駒鳥避難小屋を抜けて、余裕をもって下山する予定だったが、ルートを2度誤り、計1時間のロス。そして、駒鳥小屋から鳥越峠までのルートがよくわからず、険しい残雪の急斜面を滑落の恐怖感を抱きながら迷走(迷歩?) これで相当の時間と体力を費やし、日が暮れ出したときはビバークも考えた。しかしようやくルートを見つけ、それからは、薄暗くなりつつある林間コースをひたすら降り続け、出発点に到着したとたんに真っ暗に 今回も、内容の思いっきり濃い、心に残る登山となった。 しかし、1年前には、こんな危険度の高いルートを平然と歩くなんて考えられなかった。 登攀技術を得たのか、度胸だけが座ったのか・・・・・、確実に技術を会得したと思いたい。 木谷登山口(7:10)→文珠越付近(8:10)→キリン峠1405m地点(10:10)→キリン峠鉄柱(11:34)→ 槍ヶ峰(12:12-12:42)→天狗ヶ峰(13:00)→剣ヶ峰(13:12-13:30)→像ヶ鼻(14:10)→ 振子沢・振り子山分岐(14:25)→誤って駒鳥小屋通過地獄谷へ&引返(15:42-16:10)→駒鳥小屋(16:10)→ 鳥越峠(17:53)→誤って烏ヶ山方向&引返し(17:53-18:15)→文珠越分岐(18:42)→木谷登山口(19:02) |
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7:10 木谷登山口から出発 |
樹木の根元だけ雪が解けて、年輪のよう |
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8:55 ルート誤り、藪こきしながら進むことに |
藪コキ中、木々の間から大山東壁が |
もうすぐキリン峠前の1405m地点に合流か |
草付地帯を登り終えると、いよいよ岩壁が迫る |
11:09 核心部へ向かう前に一服 |
11:40 キリン峠鉄塔にて |
鉄柱に刻まれた遭難者慰霊の文字 |
鉄塔から槍ヶ峰を望む これからは思ったほど危険ではなかった |
槍が峰が目前に 左側を巻いていく |
12:22 槍ヶ峰頂上に立つ! |
槍ヶ峰から望む剣ヶ峰 |
剣ヶ峰到達! |
13:16 剣ヶ峰にて記念撮影 |
石碑の裏面には、遭難慰霊の鉄板が・・ |
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帰りは、振子沢を下る |
途中から雪解け水が沢に流れ込みり、雪の下を流れており、危険を感じた。 |
16:26 駒鳥避難小屋 |
日没が迫ってきた。 |
薄暗くなった雪道をひたすら下る |
19:02 出発地点に到着 |
今回の登山ルート |
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