トップへ   2017大山元日登山(夏山登山道)
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2017.1.1 正面登山口 → 弥山 往復

今回は、山陰の冬にはめずらしく、大晦日から元日にかけて天候が安定しているということで、元日御来光拝観登山を挙行した(^^♪
いつも楽しみにしている紅白歌合戦も前半だけ見て、9時に就寝、午前1時15分に起床し、準備をしていざ2時過ぎに大山へ向け出発

3時半すぎ大山寺に到着したものの、正面登山道入口の南光駐車場はすでに満車で、大山環状道路を東進し、空いている路肩を探す。
500mほど過ぎたところに川と交差するカーブ地点に広くなった待避スペースがあるので、そこに駐車。
予定では4時までに登り始める計画、靴を履き替え、ゲーターを履いて、登山開始時刻は3時47分。500mほど戻らなければならないが、まずまず予定どおり

順調に歩みを進め、1合目の前付近でアイゼンを装着。たまに他の登山者と会うが、そんなに多くないか。
風もなく、寒さもそれほど感じず、アウターシェルを途中で脱ぎ、ミドルシャツの上にフリースを着たままで登山を再開。
しかし、霧の仕業かフリースの表面に水滴がつき出し、これではいけないと、フリースを脱いでザックにしまい、アウターシェルに着替えた。このタイミングが絶妙で、6合目を過ぎたあたりからだんだん冷たい風が吹き出し、森林限界を過ぎるころには風も相当強くなってきたが、アウターのモンベルストームクルーザー(薄いレインウェア)は雪風の中でもばっちり安心なので、私は分厚いアウターを使用せず、重ね着で対応して、夏でも冬でもアウターはこれしか使わない。

余裕をみて3時間で頂上に到着の予定だったが、身体のコンディションも、雪のコンディションも、天気のコンディションも良く、登山口から2時間20分で頂上小屋に到着
日の出が7時17分頃で、だいぶん余裕があったが、辺りが濃霧で一向に晴れる気配なし。7時を過ぎても霧が深くなるばかりで、視界は50mくらいか。ついに日の出時刻の7時14分を過ぎてしまう。

御来光は拝めず、あきらめて小屋の中で飯(といっても、めんどくさいのでカロリーメイト)を食いながら、お気に入りの井村屋おしるこを飲んで暖を取り、下山しようかと思ったその時、小屋の外から「霧がはれたぞー!」と歓声が沸き起こる。
カメラを持って急いで外に出てみると、下界は霧、頭上は青空のサンドイッチ状態になっていた。サンドイッチの境がだんだん下に降りていき、とうとう大山主峰の峰々の雄大な姿が眼前に。この時ばかりは涙が出るほど感動した。

気分が絶好調のまま、下山支度をして、8時37分に下山開始
夏山登山道は傾斜がそんなにきつくなく、また無雪期と違って、岩や階段の段差にも悩まされないので、ルンルン気分でゆっくり下りても1時間40分ほどで下山

下山後、大山モンベルに寄ってみた。
実は、モンベル製の3段式のトレッキングポール2本のうちの1本の下段が壊れていてロックせず、短くしたままで使っていたため、登りはちょうどよい長さだったが、下りは短すぎて、ちょっと苦労した。おまけにもう1本のポールのスノーバスケットのかかりが甘く、途中でスポスポ抜けるので、部品交換ができるか相談しにいったわけだが、店内で待っているうちに、北アルプスのテント泊でいつも寒い思いをしていることを思い出し、冬期用の高級シュラフ(ダウンハガー800#2)を衝動買い(^^ゞ
これで無雪期の北アルプスだけでなく、大山の雪中テント泊もできるぞーー! と、夢は広がるのであった。

ということで、今回は、家族がダラダラ寝正月の中、がんばって行動した甲斐がありました(^^)v

【今回の行程】
 登山口から500m先の路肩(3:47)→1合目(4:10)→2合目(4:30)→3合目(4:40)→4合目(4:50)→
 5合目(5:02)→6合目(5:19)→7合目(5:38)→8合目(6:00)→頂上小屋到着(6:18)・下山開始(8:37)→
 6合目(9:22)→1合目(10:13)→車に帰着(10:33)



3.47 川沿いの広い路肩に車を停め、登山開始

登山口からの階段を上っていく


4:00 登山届ボックスを通過
(インターネットで事前に登山届をしているので、今回は素通り)


4:10 1合目通過

4:30 2合目通過

4:40 3合目通過


4:50 4合目通過



5:02 5合目通過


5:11 行者谷(元谷)への下山路との分岐点

5:19 6合目の避難小屋を通過

米子市街のネオン街の右手にと暗黒の弓ヶ浜がくっきりと見えた


5:38 7合目通過

6:00 8合目通過

6:18頂上に到着後、御来光の時間まで小屋内で小休止


最近、井村屋のおしるこにハマっている(^^ゞ
アツアツお湯の山専ボトルは今日も快調!






7時ちょうど、日の出方向は全くのホワイトアウト

7:01 空しく御来光を待つ登山者達
日の出時刻の7:14まであと少しだが・・


ますますガスが濃くなってくる
ここで、御来光はバッテンになりました(T_T)


8時過ぎにガスが晴れ、突如として圧巻の景色が現れた(^^)v


8:09 遅めの御来光を拝む

初めて見る朝日に照らされた主峰の峰々
この環濠は、行ったものにしかわからないな


8:15 ガスがまた周囲を包み込む。
この後、回復することはなかった・・・


太陽が肉眼で確認できるほどの濃霧

8:37 下山開始





木道の両脇に群生するダイセンキャラボクも、岩のようになっていた






所々の案内板に「エビの尻尾」が




下山時も、数多くの登ってくる人たちとすれ違う
ここが最もキツイ坂かな?
頂上台地はもうすぐですよ、がんばれー!


石なんか落ちるわけない



9:22 6合目に戻ってきた






10:13 いよいよ1合目
全く疲れなし(^^♪

登山口までの長い直線階段
私は途中で左折し、500m先の車を停めた場所まで


出発点に到着すると、駐車時は自車しかなかったスペースに数々の車が(みんな登山者か)


帰りに大山モンベルに寄ってポール修理のつもりが、冬用ダウンハガーを衝動買い(^^ゞ


途中の駐車場で、大山をバックに愛車を一写
常に頂上付近は雲がかかっていた




今回の登山ルート