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人間らしい生き方のコーナー
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私の「人間らしい生き方」は、大自然に根を降ろし、自然と格闘しながら生きることです。
しかし、現実は、こうしてインターネットを扱い、最先端の家電製品に囲まれ、仕事も事務職、頭ばかり酷使し、身体を使うことは全くない。生活において自然とかかわることは皆無に近い状況です。誰もがそうなのでしょうが、理想と現実のギャップは、計り知れないほど大きいのです。


私は、現在島根県の田舎町に住んでいますが、実は大阪生まれの大阪育ちです。
大阪に戻らずに、島根で暮らしている一番の理由は妻の里であることなのですが、私の心の中では、自然とともに生活したいという欲求が強かったからです。
幼少の頃(昭和40年代前半)は昆虫が大好きで、猫の額ほど雑草地を見つけては、昆虫採集に明け暮れる毎日でした。当時の日本は、高度経済成長のまっただなかで、自然といえば、自動車道の高架下や開発途中の小さな小さな空き地しかありませんでした。大阪も昭和30年代は自然が多かったのですが、経済成長とともに棲家を追われた昆虫たちは、残された小さな自然の中でひしめき合いながら生きることを余儀なくされました。生きる場が小さな土地に集約されたためか、都会地であっても、案外たくさんの昆虫がいました。
私は、平成5年(30歳代半ば)に島根に移住し、転職し、家を建て、両親を呼び、父がこの地で亡くなり、墓も建てました。私も島根の地で骨を埋める準備が完璧に整ったわけです。この地も、山あり、海あり、川あり、湖ありと、自然が豊富で、地域の結びつきも強く、すばらしい環境にあるのですが、しかし、私は、どうしても大自然(大地)にすみたいという本能的な願望が抑えられずにいます。海外で生活する勇気は元々備わっていないのですが、テレビドラマ「北の国から」を見てから、主人公の黒板五郎のように富良野の大自然に腰を降ろした生活がしたいという願望が芽生えました。しかし、独身ならともかく、家族を抱え、安定した生活をするためには、断念するほかなく、悶々とした生活が続いています。自分ひとりなら、たとえ寿命が早まっても、夢に向かって突き進んでいたのかもしれません。
平成13年から、何とか生活費を切り詰めながら、2年に一度の富良野を中心とした北海道旅行を楽しんでいます。既に4回訪れました。ただ、観光客という立場ではどうしようもなく、訪れるたびに、地元の方の生活を見ては、厳しい自然と向き合いたいと思ってしまいます。うわべだけの北海道を見ているに過ぎないと、実際に厳しい生活をしておられる方からお叱りを受けるかもしれませんが...

一人旅の勧め 元来私は小心者で、これまで一人旅など考えたこともなかったのですが、家族はショッピングには興味があっても、アウトドアにはまるで関心がないため、自分の趣味を追及するためには必然的に1人で旅をせざるを得なくなりました。でも、一人旅を一度経験すると、これがとても魅力的で、寂しさが旅情を増幅させてくれるのです。(本当は連れがいる方がいいのですが...)
北海道への憧れ 北海道への憧れは、テレビドラマ「北の国から」を見てから強まりました。観光客としてではなく、生活の場として北海道、特に富良野・美瑛の広大な台地に根を降ろしたいと思うようになったのは、平成8年頃のことです。
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