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アルプスの少女ハイジ 送信日時  2010/11/25 23:52
アルプスの少女ハイジ

実は、お父さんの人格形成にとても影響した番組です。
自然が好きになったのも、素朴な人間が好きになったのも、心が強くなったのも、この番組が影響していると思う。

テレビでアルプスの少女ハイジが放映されたのは、お父さんが14歳の頃。
毎週日曜日の夜7:30から放送していたけど、実は「宇宙戦艦ヤマト」を裏番組でやっていて。お父さんはヤマトを観ていた。
だから、ハイジを初めて観たのは、再放送の時だった。
15歳の頃、夕方5時から再放送された訳だけど、最初は大して興味もなかった。
しかし、物語が進んでいくうちに、やみつきになっていったのを覚えている。
ちょうど中学3年生で、受験勉強のため、部活もなく、授業が終わると、ハイジを観たいがために、一目散に帰宅した。
男子がハイジなどに興味があることが友達に知れると、「女々しい」と言われそうで恥ずかしかったので、誰にも内緒にしていた。

ハイジは、お父さんにとって、すごく癒される番組だった。
当時、思春期の真っ只中で、心が傷つけられやすい時期を、ハイジやアルプスの自然に助けられながら、困難な時期を乗り切ったと思う。
当時の大阪の中学生は、良い意味でも悪い意味でもとてもパワーがあり、お父さんのようなナイーブ(笑)な人間には、辛い経験がたくさんあったからね。

カルピスこども劇場(後の世界名作劇場)は、ハイジの後は、フランダースの犬、母をたずねて三千里、あらいぐまラスカルと続くが、現在のアニメにはない、本当に質の高い番組が放映されていた。
お父さんは、そのあとのペリーヌ物語からは観なくなったが、本を読むことが嫌いな父さんにとって、ハイジを始めとする「カルピスこども劇場」は、本の代わりに心の栄養にとても役立ってくれた。

ハイジの全話をDVDに録画してあるので、暇なときにゆっくり観てほしい。
1日1話(30分)観たとしても、2か月もかからない。
そのうちポータブルDVDプレイヤーを貸してあげるので、眠れない夜など、寝床でヘッドフォンをしながら1話ずつでも観たら?
まあ、強制はせんけどな。
でも、真剣に観ると、そのうち心が熱くなったり爽快になったりしてくると思うよ。

PS:かなうことなら、これからお父さんは、「アルムおんじ」のような愚直な生き方をしたいね。