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自分のために生きる 送信日時  2010/11/30 22:47
人の顔色をうかがってばかりいるのはよくない。自分のために生きて欲しい。

「人のために生きている」と言う人がいるが、それは間違った考え方だと思う。
たとえば、マザーテレサのように、人生の全てをを他人のために尽くした偉大な人がいるが、彼女でさえ、ひたすらに自分のために生きてきたのだと思う。
彼女にとっては、他人のために尽くすことが自分の幸せにつながり、結局は自分のために生きていた。
ただ、幸せの価値観が、「人のために尽くす」ことであっただけ。
だから、無条件に他人を愛せたし、全く打算のない生き方ができたのだと思う。

「人のために生きている」と言う人は、逆に自分に甘い人間が多い。
その証拠に、人のために生きているはずなのに、その人から裏切られたら、簡単に憤慨したり恨んだりする。

逆に、自分のために生きれる人は、結局は他人に対しても優しくなれる。
自分のために生きてきた人は、心が強く、ちょっとした困難にも動じない。

ただ、考え違いをしないでほしい。「自分のために生きる」とは、「わがままに自分勝手に生きる」ことではない。
人間としての誇りを忘れてはいけない。
自分のためにしっかりと生きれる人は、周りの人間を安心させることができる。

貴方がしっかりと前を見据えて、自分のために生きていけるのならば、たとえ苦労が多くても、決して不幸ではない。
貴方が親の希望に合わない生き方をしても、貴方なりの信念を持って歩んでいるのなら、お父さんは安心だし、お母さんもそうだと思う。
間違っても、親や他人の言いなりになって、自分の気持ちに背いた人生を送らないで欲しい。
そんなことをすると、自分の人生がうまくいかなかったときに、きっと人のせいにして、自分の人生を投げてしまうことになるだろう。
自分に責任を持って歩んだ人生は、途中で苦しくなっても、きっと乗り越えられる。

自分の信念を持ち、人に左右されず、自分のために生きていって欲しい。