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クリスマスへの憧れ 送信日時  2010/12/06 23:46
お父さんは、昔からクリスマスがやって来ると、ウキウキする。
本当に子供みたいだと、自分でもそう思う。
別にクリスチャンでもないのに、静寂な「聖夜」のイメージに憧れを持っている。
明るく華やかな正月よりも、どこか切ないトワイライトのクリスマス。

お父さんは、実はロマンティストなのだぁ

お父さんのクリスマスへの憧れは、小さい頃から孤独に育ったことに由来するのなのかもしれない。
また、おじいちゃんが根っからの日本男児で、お父さんの子供の頃は、クリスマスなどという言葉を口にすると、「おまえは西洋人か!」「ウチはキリスト教徒とちがうぞ」と言って怒られていた。
だから、クリスマスツリーを飾ることも、クリスマスソングを聴くことも、なかなかままならなかった。
そして、正月が来たら、昼間からコタツを囲んで飲み食いし、テレビを見ながらゴロゴロ。
いつも胃が荒れて、体調不良になっていたことを思い出す。
だから、子供心に、「大人になったら、おもいっきりクリスマスを楽しんで、正月は家出ゴロゴロせずに、アクティブに過ごすぞ!」と思っていた。
今、お父さんは、童心に戻って、クリスマスを思いっきり感じている。
どうも、家族からは冷ややかな目で見られているようだが、まあ、そんなことどうでもいい。自分が楽しければ、それが一番。

お父さんは、雑沓の音を吸収して静かに降り積もる雪や、はかない光がキラキラ輝く静かな夜が好きです。
じっとクリスマスイルミネーションを眺めていると、胸が熱くなり、涙が出そうになる。
何故そうなるのかわからない。
雄大な自然や、星空を眺めているときもそう。
人間は、生まれ持ったそういう感性が本来は備わっているのかもしれない。
その感性をくすぐいられると、生命力が鍛えられ、明日も頑張ろうという勇気が湧いてくる。

あなたには、どんな感性が備わっているのだろうか。