宴会での食べ残しについて

食品ロスを減少させるため、2017年に環境省や農水省などの呼びかけで始まった「3010運動
最初は少しずつ浸透し始めたようですが、最近では忘れ去られつつあるのではないでしょうか。

エキサイトニュース

日本では、食べられるのに廃棄される「食品ロス」が年間632万トンもあるという。そうした中、歓送迎会やお花見など宴会シーズ…

私は、ずっと以前から、宴会の度に「食べ残し」が気になって仕方がありませんでした。
そのせいで、飲み会がずっと嫌いでした。

家ではなかなか食べることができないようなご馳走を、まったく箸を付けずに、たわいもない話に興じる人がいかに多いことか
そう、出された料理は、単なる「飾り物」でしかないのです。
宴会の料理
飲み会が終了して店を出るとき、いつも心が痛んでました。

「地球の裏側では、満足に食料を与えられずに餓死していく子供たちがいかに多いことか」
「平然と食べ物を廃棄することに対して、何の痛みも感じないのか」・・・
食料難のアフリカの子供
出典:World Vision

私は、飲み会の度に、出された料理を最後まで有り難く食べ尽くすことを実践してきました。
時には、テーブルでひとり黙々と食べていると、変な目でみる人もいました。
私には、食べる時間を確保することで周りの人と談話する時間が少なくなっても、それは仕方のないことでした。

日本人の感覚は、完全に麻痺してしまっています。
特にこと食べることについては、「有難くいただく」という気持ちを忘れてはなりません。

食品ロスの無駄を防ぐことは、つまりは「無駄な殺生」を防ぐことにも繋がります。
人間以外のすべての生き物は、自分が生きてくための食糧以外の殺生をすることはありません。
人間だけが、無駄に生き物を殺し、平然としているのです。

私は、食べ物の有難さに感謝しながら、これからも「愚直」に生きていこうと思います。