私の娘が思春期を終えて大人の扉を開こうとしている頃、さまざまな精神的プレッシャーから心が病みかけ始めていました。
その最も大きな原因は、必要以上に周囲を気にしすぎて、自分の人生をしっかりと見据えることができないでいるからだと私は感じとりました。
当時、娘は、自宅から離れて学生アパートで生活していたので、彼女の状態を逐一確認することも、直接サポートすることもできず、この状態をどうにか改善してあげられないかと思案した結果、周囲に流されないように自分の人生をしっかりと歩んでいけるように、人生訓のようなものを文章にしたためたメールを定期的に送り続けることにしたのです。
2010年11月から約1年間、「父のつぶやき」というタイトルでメールを送り続け、1年後には33通に達しましたが、そのころには娘の心も安定してきたので、まだまだ伝えたいことがありましたが、とりあえず終了することにしました。
当時のメールの送信履歴をウェブサイトとして残していますので、紹介したいと思います。
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メッセージの内容は、世間の常識や社会通念に惑わされずに実直に生きていくことの大切さを諭すようなものが多かったように思います。
娘は、嫌がりもせず、私のメッセージを読んでくれていたようです。
それが功を奏したかどうかはわかりませんが、娘はそれ以来、精神的に強くなりました。
娘にメッセージを送り続けることで私自身も改めて自分の生き方を見つめ直す良い機会になり、そのことがブログ「愚直に生きたい」の開設に繋がっているのだと思います。